観光とIT、DX ~プロモーション、予約管理~

うずの丘大鳴門橋記念館

IT観光

#MEO, #OTA, #PMS

2.プロモーション、予約管理

観光の分野ではその業種に関わりなく、「攻める」ための取り組みとして、このプロモーション、予約管理が重要となります。特に、インターネットを介した、利用者に対する取り組みについて説明します。

ホームページに始まるウェブによる各種のプロモーションがあります。 自社・施設のホームページからの設備の案内、営業時間やアクセス方法などの基本情報の提供、 Facebook、Instagram、Xによる「今の情報」「旬の情報」の発信は、自社で取り組める基本の取り組みです。これら以外にも、地域の単位で観光施設などを紹介するポータルサイト、Trip Adviserやじゃらん、るるぶなどの観光地案内、口コミサイト、OTAと呼ばれる宿泊施設を紹介し予約を行えるサイト、アクティビティを専門で紹介し予約を行えるサイト、旅行商品、レンタカー、航空券、入園券の予約販売サイトなどが挙げられます。また、MEOと呼ばれる施設の地図上の位置や施設情報を提供する仕組みもGoogleやYahooなどが提供しています。

宿泊施設では、ウェブからの予約がメインとなり、オンライン予約の入り口として、OTAと呼ばれる楽天トラベル、じゃらんなどの国内サイトやBooking.com、Expediaなどの海外サイトによるオンラインエージェント、あるいは自社サイトからがウェイトを占めています。これらの予約を集中管理する仕組みとして、サイトコントローラーと呼ばれるシステムが存在します。自社サイトから予約の出来るシステム(予約システム、ブッキングエンジンなどと呼ばれます)を提供するサービスも存在します。サイトコントローラーは、PMSと連動させることの出来るものも多くあり、1ウェイ、2ウェイと呼ばれる、PMSとの情報連携が一方通行か双方向で行えるものかの分類があります。

このような機能にプラスして、宿泊情報からのデータ分析や顧客分析、特定の条件によりキャンペーン用DMを送付することの出来るシステムも登場しています。このような機能を活用することで、リピーターづくり、客単価アップに向けた施策が可能となります。

また、OTAに自社施設を掲載すれば、旅行者に検索してもらいやすくなる大きなメリットがあるものの、OTA経由の予約は売上に応じた手数料がかかる仕組みが多いことから、利益率アップのためには自社サイトからの予約、自社施設への直接の予約へのスイッチングが一つの戦略となります。

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